百 景 ( けしき )
番 号 | 003 | 基本テーマ | 米国の観光地 |
-- | GC |
タイトル | グランドキャ二オン |
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空港の滑走路が見えてきた。 飛行機は着陸体勢に入った。 遙かかなたにグランドキャニオンの渓谷が薄っすらと。 |
広大な渓谷、グランドキャニオン。 全長は約446Km、幅は狭いところで約800m、 広いところで、約29kmある。 |
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観たことの無いスケールの大きい景色を観ていると、 エネルギーが自然と心の中に湧き出してきた。 気力が出てきた。 |
無音だから自分の中から音楽が聞こえてきた。 |
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写真では写すことが出来ない広がり。 乾燥している大地は遠くまでクリアに見える。 ここ南壁の年間平均降雨量は約370mm, 降雪量は、約1m65cmである。 気温が一番高い7月の平均気温は21℃である。 ここ南壁は約2000mの高地にあるので、夏でも涼しい。 |
吸い込んでしまうような広大な空間がそこにある。 木々の間を抜けてくる風が渓谷の歴史の香を運んでいる。 |
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展望台から谷を見下ろすと、2,000m近い下にある川底。 神秘的な霊気が漂う。 人工的なものがみえない。 大地の音を聞こうと耳を傾ける。 息づかいを聴く。 自分が、ほんとうに小さな小さなところで生きていることが見えてくる。 |
飛行機から渓谷を観ると、コロラド川が20億年といわれる気の遠くなるような歳月をかけて谷を少しずつ刻んで行った様子が分かる。 ガイドブックによれば、毎日40万トンの大量の泥流を押し流して渓谷を今も少しずつ切り刻んで歴史を作っている。 |
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