百 稽  ( けいこ )

 

番 号 008 基本テーマ  技術者の心得 8
- - タイトル  5W1Hを明確にして仕事をしよう。


概 要  [5W1H] 計画立案でも、報告書作成でも、5W1Hを確認して、仕事する。
本 文 .
 仕事するときは、When:いつ、Where:どこで、Who:誰が、What:何を、 Why:なぜ、:どのようにして・・・を繰り返したい。
 企画でも、計画の段階でも、ミーティングの場でも、仕事を検討し、決定しようとしたとき、 5W1Hで課題を検討し、検討内容に抜けが無いかを確認すると良い。5W1Hを確認することは仕事の基本である。

1.「What:何を」<目的。問題。課題。>
 仕事は、目的や問題、課題を明確にして取り組むべきである。 常に何のために仕事しているかを、確認したい。目的を明確にして、仕事はしたいもの。

2.「Why:なぜ」<理由。科学性。原因。>
 理由を明確にすることは、技術者の仕事である。 理論に裏づけされてこそ、技術は大地に根を張ったものとなる。 技術者は、「なぜ、なぜ、なぜ」を連発したい。自然体で疑問を考えたい。

3.「Where:どこで」とは。<原因の特定、組織の役割分担。担当部門。>
  この仕事は本来どこの部門でするべきかを知らないと無駄な作業をしてしまう。 他部門の仕事を一生懸命やっても、誰も喜ばない。 自分のやるべき本来の仕事は何かを考えたい. そして他部門の仕事は、他部門のプロに任せたい。

4.「Who:誰が」とは。<責任者。作業者。協力会社。> 
 誰がやるかを決める。責任者を明確にする。作業者を決める。

5.「When:いつ」とは。<計画。期限。>
 時間を意識して、仕事はしたいものである。仕事に納期はつきものである。 いつまでにやると決める。期限がないと仕事は終わらない。

6.「How:どのようにして」とは。<方法。ノウハウ。手段。手法。技法。>
 方法が先行することは多い。 しかし、方法議論の前に、5Wをきちんと押さえなければ、仕事の条件が不明確なってしまう。 5Wが明確であれば、いかにしてやるかは、重要となる。