百 稽 ( けいこ )
番 号 | 013 | 基本テーマ | 技術者の心得 13 |
- | - | タイトル | 嘘(うそ)は罪。 |
概 要 | [心得] 技術者は、「感じ」や「感覚」で答えてはいけない。 |
本 文 | 誰も嘘(うそ)はつきたくない。しかし、注意しないと無意識に嘘をついてしまう。 1.技術に嘘つくな。 技術に嘘はつけない。時間がたてば間違いは間違いとなる。それが技術である。 真の技術は科学に裏付けされたものであり、その技術は普遍性をおびる。 嘘のない無い技術は、後輩に伝えること(伝承)が可能な技術である。 2.「検討します」は、「やります」と答えたと思え。 打合せで、できない可能性が強いことを「検討します」と答えてしまうことがある。お客さまからすれば「検討します」」は「やります」、「出来ます」と答えたと受け取る。 だから「検討します」は、できる方法を検討するのであって、できない方法を検討するのではないと思ってほしい。 客の信頼を裏切ることのないよう、「検討します」は、出来ることを検討することとしたいものである。 3.「感じ」や「感覚」で答えないように。 客先打合せで、「・・・と思います。」を連発するときは要注意である。自ら発した言葉を改めて自分で再び聞く余裕を持ちたい。十分考えずに「感じ」や「感覚」で答えてないか。 分からないことは曖昧に答えずに、「こう考えていますが、不明点があるので次回までに詳しく調査・検討してきます」と答えるべきだろう。 |